2024年12月21日

第一の難関、書類選考を突破するための履歴書とは?

学歴にブランクがある場合、履歴書への書き方にも工夫が必要である。採用側からすれば、そのようなブランクを持つ者に対して少なくともポジティブなイメージは抱かないからだ。そのため、履歴書にブランクのある学歴を記述する際には、採用担当者に学校も仕事も長続きしない要注意人物という、ネガティブなイメージを抱かせないように注意すべきである。

例えば、中途退学者の場合には退学年月日や学校名を正確に記入した上で、説得力のある退学理由をワンコメント入れるのがポイントである。こうすることで前述したようなネガティブなイメージを和らげながら、採用担当者への疑念を少しでも払拭することが可能になる。また学歴欄以外にも、ブランクをカバーできるだけの資格や趣味などを希望職種と織り交ぜながら記入するのも有効である。では、既に社会経験をそれなりに積んでいるような転職者の学歴ブランクの場合はどうかというと、卒業年度が1~2年ズレている程度であれば、わざわざ学歴ブランクをクローズアップすることはないだろう。中途採用に応募してくるような転職者に対しては、採用側は職歴を重視していることが一般的だからだ。

もしどうしても気になるのであれば、やはり学歴欄以外に職種と関連する資格を記入したり、あるいは健康状態をアピールするなど事実情報を盛り込んでカバーするといいだろう。いずれにせよ、新卒者にしても転職者にしても、採用側に勤務を継続するにあたって支障のある人物という、マイナスのイメージを与えないことが大切なポイントである。